霊媒のページで対話の方法は説明はしましたが、最近感じているのが、死者と遺族、死者とその知人の間に入って、通訳的な立ち位置に自分がいるような感じがします。
初対面で、霊感や霊能力があるという話をすると、ほとんどの人が、「(霊が)見えるんですか?」とか、「除霊はできるんですか」とか言われます。
霊媒師としては、霊を見た事はありません。除霊は一回依頼を受けたことはありますが、お祓い的なことはやったことがありません。
さて、「(霊が)見えるんですか?」については、死者たちが見た場面を、まるで映画を見るかのように見せてくれるようなイメージです。
彼らは、守護霊であったり、トラブルで疎遠になったおじいちゃん。ご本人の前世の時に守護霊。とある方のお父さん。比較的若い年齢でガンでなくなった人。
事例:トラブルで疎遠になったおじいちゃん。
お孫さんとお話をしていると、何かのきっかけでトラブルになりそのまま亡くなったおじいさんがいるが、話ができますか?と言われました。私は、そのおじいさんにアクセスすると、夏の山が見える田んぼや畑が広がっている景色を見せてくれる。そして、むせかえるような草の匂いが感じられました。これは夏だというのが理解できた。すると、おにぎりを手にした手がニューっと目の前に出てきました。
この話をお孫さんにすると、こんな話をしてくれました。実は私が子供の頃、夏休みになるとおじいちゃんの家に行くんです。朝から畑で作業をして、お昼は決まっておにぎりが出るんです。
私はおそらく、おにぎりを出してきてくれたのは、あなたのことは許しているんじゃないかなという話をすると、涙ながらに、この話、母にも兄にも是非話しますと言ってくれたのでした。
お互いの心のしこりを解いていけるのは、やはり霊媒師冥利につきますね。